工学院大に「回転翼コース」誕生——大学からヘリパイロットへの道が、また一本

工学院大に「回転翼コース」誕生——大学からヘリパイロットへの道が、また一本

うれしいニュースなので、短く紹介したい。工学院大学の航空理工学専攻で、専攻が開設されて以来はじめて、ヘリコプター(回転翼)の操縦訓練コースが誕生した

大学の発表によると、第7期生の1名が2026年6月11日から、**第一航空(大阪府八尾市)**でヘリの操縦訓練を開始。9月上旬までの約3か月をかけ、**国土交通省航空局(JCAB)の自家用操縦士技能証明(回転翼航空機)**の取得を目指すという。これまで同専攻は固定翼(飛行機)コースだけだったので、**回転翼は“初めての一歩”**にあたる。

「入口が増える」ことの意味 #

このブログでは、ヘリ操縦士不足の問題を何度も取り上げてきた。航空大学校のヘリ新コース国の操縦士不足対策——いずれも「担い手をどう増やすか」という話だった。

そこに、大学というルートからのヘリパイロット輩出が加わる。数としては第7期生の1名という小さな始まりだが、方向性は明確に良い。ヘリの操縦士になる道は、これまで決して分かりやすくはなかった(「いくら・何年」かかるのかも以前まとめたとおり)。選べる入口が一つ増えることは、それ自体が価値だ。

報道、警察、消防・防災、ドクターヘリ、物資輸送——回転翼が活躍する場は幅広い。その現場の担い手が、大学教育とつながった経路からも育ち始める。整備士・操縦士の不足が語られ続けるいま、「入口を増やす」動きが各所で同時に起きているのは、素直に心強い。

もちろん、以前から書いているとおり、本当の勝負は入口の先——免許を取ったあと、いかに経験(飛行時間)を積める受け皿があるかだ。だからこの一本の道が、その先の受け皿までつながっていくことを願っている。

まずは、訓練を始めた学生の無事と上達を。空で会える日を楽しみにしています。

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本記事は、工学院大学の公開情報をもとに紹介したものです。詳細は大学の公式発表をご確認ください。

出典

画像出典:Wikimedia Commons “Robinson R22 Beta ‘G-TOLY’” by Alan Wilson(CC BY-SA 2.0)。イメージ画像(訓練用ヘリコプターの一例。当該コースの機体とは限りません)。

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