記事一覧
167 件の記事
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アイドルにしたのに、燃料は減っていなかった——EC135の機内火災事故と、Vertical誌の良記事
Vertical Magazineが、2023年8月のEC135 T1機内火災事故(フロリダ州ポンパノビーチ)をNTSB報告書から読み解いた記事を出しました。FADEC故障で出力操作が効かない状態、警報が出なかったこと、消火系統が届かない場所での火災。日本の現場にも持ち帰れる論点が多いので、紹介します。
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ログブックの「野外飛行」欄には何を書くのか——回転翼の距離要件と、生地着陸の定義
航空機乗組員飛行日誌の記入要領を根拠から整理しました。野外飛行の解釈は空乗第2129号にあり、距離規定のない日常の記録は「航法技術の習得を目的とした飛行」であれば距離を問いません。一方で資格の経歴に使う場合は、自家用(回転翼)180km・事業用(回転翼)300km。距離は直線距離の合計で計算します。
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「RJDR」では出てこない——SWIMで無人航空機のノータムを探す方法
デジタルノータムリクエストサービスで無人機のノータムを探そうとして「検索結果がありません」になった人へ。国内形式のロケーションや国内ノータム番号では引けません。FIRはRJJJ、シリーズはU、飛行場分まで含めるならノータムコードWU。日時はUTC。AIS Review第193号のQ&Aをもとに、検索条件と表示の使い分けを整理しました。
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シドニーで1か月に6件。日本の管制官の疲労管理は、いまどこにいるのか
シドニー空港で管制官の欠員と過重労働が報じられ、1か月に6件のニアミスが調査対象になっています。では日本はどうか。調べると、羽田の衝突事故をきっかけに「航空管制官の疲労管理の高度化に関する有識者検討会」が立ち上がり、中間とりまとめが出ていました。そこに書かれた課題は「属人性」と「管理職の手作業」です。
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東京でいちばん雨が多いのは9月と10月——秋雨前線の季節の飛び方
梅雨より秋雨のほうが雨が多い。気象庁の平年値を見ると、東京の最多雨月は10月と9月で、6月・7月を上回ります。一方の福岡は7月が突出。秋雨前線とは何か、梅雨前線と何が違うのか、台風が絡むとなぜ桁が変わるのか。そして飛ぶ側にとって秋雨のどこが厄介なのかを整理しました。
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吊下物件の落下、判定が「重さ」から「場所」へ——重大インシデントの扱いが9月に変わる
国土交通省航空局が「重大インシデントに関する機長報告の処理要領」を改正します。津波警報時の避難離陸と、ヘリコプターの吊下物件の落下・緊急投下が、条件付きで重大インシデントから外れます。とくに吊下物件は「1000cm²未満かつ1kg未満」という物理的なしきい値が消え、どこに落としたかで判定する形に変わります。新旧対照表から中身を整理しました。
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「鳥衝突防止計画ガイダンス」という文書がある——トビは日本で最も危険な鳥種、と国が書いている
航空大学校のG58が仙台空港の場周経路でトビと衝突した事故報告書に、聞き慣れない文書が引用されていました。航空局の鳥衝突防止対策検討委員会が作る「鳥衝突防止計画ガイダンス」です。問題鳥種ごとに分布・形態・生態・空港内の行動・防除対策・リスク評価をまとめた、空港運用のための文書でした。中身と、パイロットから見た使いどころを紹介します。
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SWIMでノータムを調べる3つの方法——公式クイックリファレンスがよくできている
AIS JAPANが終わり、航空情報の入口はSWIM portalに変わりました。ではノータムはどこでどう調べるのか。実は国交省側が「小型機ユーザー向けクイックリファレンス」を出していて、ノータムの調べ方が3通り、画面付きで整理されています。ルート上5NMのノータムと気象をまとめて抜くPKG抽出まで。資料の在り処と中身を紹介します。
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H-V線図の外を飛んでいた。それでも間に合わなかった——阿蘇のR44エンジン停止事故
運輸安全委員会が、2024年5月に熊本県阿蘇市で起きたR44IIのハードランディング事故の調査報告書を公表しました。原因はエンジンのコンロッド破壊。ただしパイロットとして目を引くのは、機体が高度対速度包囲線図の回避領域外を飛んでいたのに、オートローテーションに移行できなかったという分析です。報告書の要点を紹介します。
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JAPAのE-Journal「予期せぬ事態への備え」——NASAの報告事例4つを、ヘリ乗りが読むと
JAPA運航技術委員会が毎月出しているE-Journalは、NASAの航空安全報告システム(ASRS)が発行するCALLBACKの邦訳に注釈を付けたものです。2026年8月号のテーマは「予期せぬ事態への備え」。離陸・上昇・進入・着陸の4場面から実際の報告が紹介されています。中身を簡単に紹介し、ヘリコプターの現場に引き寄せて考えます。
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飛行計画の要領が改正——10月1日から、ネットで飛行計画を出す手段はSWIMだけになる
「飛行計画記入・通報要領」が令和8年8月20日に一部改正され、10月1日から施行されます。中身は3点。最大のものはSATサービスの記述の削除です。SATは9月30日で終了し、インターネットでの飛行計画通報はSWIMのフライトプラン登録サービスに一本化されます。改正の全項目を新旧対照表から整理し、まだ登録していない人が今やることを書きます。
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待機学生161人、平均475日待ち——大臣が視察した航空大学校に、2028年度末ヘリコースが載る
金子国土交通大臣が2026年8月26日、宮崎の航空大学校を視察しました。焦点は固定翼の訓練遅延です。定員108名に対し卒業は年70名程度、待機学生は令和6年度末で161名、待機は平均475日。その同じ学校の、同じ宮崎空港に、令和10年度末をめどにヘリコプター操縦士養成コースが立ち上がります。一次資料から、この二つが同じ年度に並んでいることの意味を整理します。